2019年(26)
2016-02-11 17:00
宮崎キャンプ10日目の今日は、2部練習をおこなうか微妙な判断となったようですが、コンディション等を考慮して選手たちは午後の練習が中止になる旨を練習前に伝えられて、1部練習となりました。
最初はゆっくりとしたランニングでスタートして、その後はピッチを広く利用してのペースランニングとなりました。決められた時間をペアでしっかりとスピードを保って走るメニューとなり、最大は50秒間となり、心拍数を上げます。
その後はポゼッションに移ります。比較的広めのコートで、3色に色分けしてボールを失わないことを第一にしたメニューとなりました。その後、ペアでキックの確認をして、今日の1つのテーマとなったシュートのトレーニングに入ります。
まずは中央から3人組でワンツーを入れて崩す形で1本シュートを打ち、次にそのメンバーが残ってサイドからのクロスボールに合わせます。そして、3本目はこぼれ球を想定してミドルシュートを放ちます。相手がいない中でも、いかに本番を想定してシュートを打つ形まで持って行けるか、ゴールまで詰め切れるかなど大事な点が、全体が見ているプレッシャーもある中で共有されます。そのピリッとした雰囲気の中で、木村選手のドライブがかかったシュートや、濱田選手の技ありのシュートなどが立て続けに決まりました。
次にゴール前での崩しのトレーニングとなります。攻撃側が数的優位の中で、サイドにクロッサーを置いた形でおこないます。簡単にクロスを選択しても、クロスから確実にシュートに至るかというとそうでもありません。やはり中央を崩して、守備の陣形を崩してシュートに行くことを意識しつつ、サイドに展開してクロスまで行くことと、タイミングなど意図の共有が求められます。
最後に、11対11のフルコートでの紅白戦となります。トレーニングで意識してきたボールの付け方や、サイドへの展開などを随所に出そうという意識が見られます。だいぶロングボールを入れるタイミングと受け手の準備も良くなっており、大きな展開も見られるようになってきていると感じます。
何本も長短のパスを通したカルリーニョス選手は「両方のチームの動きが良かったし、監督が目指すサッカーをみんながやろうとしていました。周りも自分の特徴を分かって来てくれていて、自分も分かってきました。開幕戦までお互いの特徴を更に理解しあっていきたい。」と話しています。
約10分×2本をおこない、ゴールこそ生まれませんでしたが、守備面ではプレスのタイミングについて、全体で大きな声が掛かるなど、大きなミスも無く締まったゲームとなりました。最後に体幹トレーニングを入れてトレーニングは終了となりました。
ここまで大きな怪我人を出すことなく、天候にも恵まれて順調にトレーニングを消化していることから、今日は1部練習となり午前中に紅白戦を含めて長めの2時間20分で終了となりました。明日は練習試合の前日ということで、セットプレーなども含めて公式戦前日に近い形でのトレーニングになりそうです。
COPYRIGHT (C)2010- TOKUSHIMA VORTIS ALL RIGHTS RESERVED.