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vol.101 山﨑 凌吾 #17『プロ3年目、勝負の年だと思っている』

自分に足りないものは何か
掴めなかった

2016年12月27日、セレッソ大阪から期限付き移籍していた前川選手の移籍期間延長が発表された。
「何よりもヴォルティスで試合に出たいという気持ちが強かったです。チームから“ヴォルティスに残って、試合の中で違いが作れるという強みを活かして欲しい”と言っていただいたことも大きかったですね。自分としてもヴォルティスでもっと試合に出て成長し、サッカーを楽しみたいと思いました。もちろん、試合に出ることで満足するのではなく、ゴールを決めて結果を残していきたいです」

前川選手はセレッソ大阪の下部組織であるセレッソ大阪U-18から、2015シーズンにトップチームに昇格。2016年2月からヴォルティスに期限付き移籍をしていた。
「プロ1年目のシーズンはセレッソ大阪でサッカー選手としての土台を作ることができたと思います。でも、試合出場は1試合のみで、2年目に出場機会を求めてヴォルティスに来ました。ヴォルティスに来てからはキャンプなどでも調子がよかったですし、正直なところ、試合に出られるだろうと思っていたんです」

2016シーズン開幕戦ではサブメンバーに入り、4月3日の第6節FC岐阜戦で初めて先発出場を果たす。だが、その後はわずか数分間の途中出場か試合に出られない状況が続き、開幕戦から第36節までの試合出場は7試合。第7節以降はすべて10分未満に留まった。
「試合に出るために何が足りないのか、自分でも掴めない状況が続きました。練習ではストロングポイントをアピールできていたつもりでしたが、チャンスを作ることができませんでした」

改めて感じた
プロの厳しさと競争の激しさ

試合に出られない状況ではあったが、キャンプ中を含め、練習試合ではチーム内トップの得点を挙げていた。
「自分は前線のポジションなので、得点を決めることが一番大切だと考え、練習試合では点を取ることを意識していたんです。試合に出られない状況が続いていましたが、練習や練習試合などでは他の選手に負けていないという気持ちでした」

そして、10月23日の第37節ジェフユナイテッド千葉戦で、久しぶりの先発出場を果たし、ホームでの1−0の勝利に貢献した。
「出場できた時には絶対にやれるという自信を持ち続けていたことがよかったと思います。得点にはならなかったもののシュートを打つことができましたし、自分の持ち味である攻撃だけでなく、守備もしっかりやることができました」

大きな手応えを感じた千葉戦だったが、自身最長となる81分間の試合出場となったこともあり、試合後にコンディションを崩してしまう。その後は第41節ザスパクサツ群馬戦に1分間出場したのみでシーズンが終了した。
「千葉戦後、全力を出し切った後の体調管理の難しさなどを痛感しましたし、プロの厳しさ、競争の激しさを実感しました。ケガもなく体調も崩さず、1年を通して戦っている先輩たちのすごさにも改めて気づいたんです」

そうした経験から、昨シーズンは先輩たちに混じって筋トレを積極的に行うようになり、“以前よりも踏ん張れるようになった”と手応えを感じている。

ゴール前で
自分の良さを出していきたい

今シーズン、ヴォルティスは監督が代わり、選手も12名が新加入した。
「監督が代わったからといって何かを変えるわけではなく、自分本来の良さを出していけたらいいと思っています。ボールに関わり続ける姿勢やコンビネーション、ドリブル、ゴール前の質の高さが自分の良さだと思っているので、それを出していきたいです。特に最後のトラップの位置や後ろから追い越す動き、常にボールを出して動けることなど、ゴール前の動きには自信があります」

ロドリゲス新監督が掲げるのは、“攻め続けて、ボールを奪われてもすぐに奪い返して攻撃につなげるサッカー”だ。
「昨シーズンは足を絡めてボールを奪い返すなど、守備面でも自分の成長を実感することができました。そこをもっと学んでいくことができれば、試合に出るチャンスももっと多くなっていくと思っています」

1月15日から1次キャンプが高知でスタート。宮崎での2次キャンプを経て、2月26日、ホームでの東京ヴェルディ戦から今シーズンのリーグ戦が始まる。
「まずは一生懸命やること。そして、シーズンを通して試合に出て、コンスタントにゴールもアシストもしていきたい。もちろん、ゴールでもアピールしていきたいです。特にタイミングを外したシュートを意識していますが、どんな形でもいいので積極的にゴールを奪いたいですね。プロ3年目のシーズンなので勝負の年だと思っていますし、チームのJ1昇格という目標も達成したいです」

試合に出る限り、最後まで得点を狙っていく

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