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Vol.36 衛藤 裕

初めは悩んだ
ヴォルティスへの移籍

昨シーズン終了後にヴォルティスからオファーがあった時は、悩んだという。衛藤選手は福岡県出身で、福岡大学卒業後に入団したサガン鳥栖に5年間所属。本拠地の佐賀は地元からも近いだけに、前チームへの思い入れも強かったからだ。
「でも、プロ選手としてサッカーができる期間は決して長くない。ヴォルティスがJ1昇格を本気で狙っているチームだということは対戦していても伝わってきましたから、そういう環境に身を置いてチャレンジしてみたいと移籍を決意しました」

鳥栖でチームメイトだった島田選手、濱田選手や大学で同級生だった登尾選手など、チームには知っている選手が多く、とけ込みやすかったという。
「鳥栖で対戦している時からいい選手が揃っていると感じていたし、今シーズン移籍してきた選手も実績がある人ばかりなので、競い合ってレギュラーを獲ろうという意気込みで徳島に来ました。鳥栖では自分がチームを引っ張っていく立場でしたが、自分より上の年代の選手や経験豊富な選手も多いので、いい意味で自由にやらせてもらっています」

ヴォルティスでは初戦からスタメン出場。これまでのシーズンと比べて、調子がいい、悪いという波がなく、安定したパフォーマンスができていると感じているそうだ。
「ヴォルティスでの初ゴールを、古巣の鳥栖を相手に決められたのはうれしかったですね。特にそれまで勝てない時期が続いて、自分も1対1を外しているという焦りがあったので、余計にうれしかったです」

その後も6月29日、7月4日の富山戦でゴールを決め、その存在感を示している。

衛藤 裕

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プロの世界の
厳しさを知った1年目

小学2年生からサッカーを始め、高校は強豪校で選抜にも選ばれる選手だったが、卒業後、プロに進みたいとは思っていなかったそうだ。
「そんなに簡単じゃないし、自分は全国区の選手ではないと思っていました。でも、大学の監督が全日本の監督も務めた人で、影響を受けたんです。大学選抜にも出るようになって、初めてプロというものを意識するようになりました」

大学ではレギュラー獲得まで苦労したが、定着するようになると、プロでもやっていけるという自信がついた。実際、プロ1年目もすぐに試合に出場できた。
「でも何試合かで外されて、ベンチ外になったんです。外された2カ月間、最初は“なんで俺が外されるんだよ”っていら立ったり、人のせいにしたりしていたんですけど、結局は自分次第なんだなと気づきました。それで試合に出られなくても、練習をしっかり妥協せずにやろうと思えるようになったんです。あの時期に1つのミスで外されてしまうこともあるプロの世界の厳しさを思い知りましたね」

6年間の選手生活で、ケガにも苦しめられた。1年以上リハビリをしていた時期のことは決して忘れられないという。
「高校生、大学生ならまだしも、サッカーを仕事にしているのにボールも蹴れないし、走れない。週末になるとチームのみんなが試合で必死にプレーしている姿を見て、余計にもどかしかった。でも去年、2010年シーズンは1年間ケガなく終えることができたんです。もうああいう思いはしたくないし、自分にはサッカーしかないと思っているので、体の管理には気を使っています」

衛藤 裕

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徳島の有名なスポットは
ほとんど行きました

今年1月に結婚したばかりの衛藤選手。休日は夫婦でドライブに行くことが多いという。
「買い物が好きなので、高松とか神戸まで足を延ばすこともあります。自分の場合、家でじっとしているとかえって疲れが取れないんですよね」

自然いっぱいの場所でのんびりするのも好きで、今年の夏のオフは海や川によく行っていたという。
「晴れている日は、海とかきれいな景色とかを見に行って癒されてます。ガイドブックに載っている徳島のスポットはほとんど行きましたね。有名な祖谷かずら橋も行きましたが、人がいっぱい渡ると揺れて怖かったですよ(笑)。今度は山にも登ってみたいですね」

チームのJ1昇格争いも正念場になり、緊迫感が増してきた今、1試合1試合の重みを感じながらプレーしている。
「チームとしてはもちろん、個人としてもJ1でプレーするのは目標ですし、J1でやっていける選手でありたいと思っています。ホームの試合は特に大事なので、できるだけ多くのサポーターに足を運んでいただいて、後押ししてほしいです。今以上にたくさんのサポーターの応援があれば、僕たちのモチベーションや試合の緊張感も大きく変わります。一緒に頑張っていきましょう!」

衛藤 裕 - J1でやっていける選手でありたい

衛藤 裕

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