記者会見の様子

2016シーズン「四国ダービー」記者会見を実施

5月16日(月)ニンジニアスタジアムにおきまして、今シーズンの「四国ダービー」に向けての記者会見をおこないました。
過去、JFLでの戦いもありますが、J2リーグでの戦いは今シーズンで10年目となります。10年目を迎えた今シーズンのこの戦いを通して、再度四国ダービーというものをクラブを通して発信し、その価値や歴史、そしてこれに臨むクラブ、選手の熱い思い入れを再確認していただきたく会見を実施いたしました。

【記者会見出席者】

(愛媛FC)

・代表取締役社長 豊島 吉博

・主将 背番号18 FW 西田 剛 選手

(徳島ヴォルティス)

・代表取締役社長 岸田 一宏

・主将 背番号14 MF 濵田 武 選手

【会見実施の背景について】

徳島ヴォルティス、愛媛FCの両クラブは、同じ四国内にホームタウンをおき、JFL時代から「ライバル」として切磋琢磨し、2001年4月1日にJFLで初の「四国ダービー」が実現しました。
そして長い年月を重ねるごとに、近年クラブとクラブの対決を超え、「徳島vs愛媛」と、地域と地域のプライドがぶつかり合う戦いにまで盛り上がってきております。
過去、JFLでの戦いもありますが、J2リーグでの戦いは今シーズンで10年目となります。
今シーズンは6月12日(日)19:00よりニンジニアスタジアムにおいて、その約一か月後7月24日(日)には18:00より鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムにおいて、『四国ダービー』が開催されます。
10年目を迎えた今シーズンのこの戦いを通して、再度四国ダービーというものをクラブを通して発信し、その価値や歴史、そしてこれに臨むクラブ、選手の熱い思い入れを再確認していただきたく会見を実施いたしました。
今回の会見、そして今シーズンの四国ダービーを通して、改めて両クラブ、サポーター、両県が一体となって、四国のサッカーを盛り上げて参りたいと思っております。

【両クラブ代表取締役社長 コメント】
愛媛FC 社長 豊島 吉博

「徳島からお越しいただいたことに感謝します。四国ダービーは今年で10年目ということになります。愛媛FCと徳島ヴォルティスは四国を代表して戦うことになりますが、この数十年間は、愛媛と徳島の対戦が四国のサッカーを盛り上げてきているのも事実です。徳島の岸田社長は、大人しそうな人柄に見えますが、徳島が一番強かった時代と言える平成元年に、国体(少年)で優勝したメンバーであり、徳島市立高校で活躍をしていた選手でありました。当時は、愛媛も輝いていて、南宇和高校がその冬には全国制覇を果たした。そのような年の、徳島の代表選手であった岸田社長とこうやって争いが出来ることに歴史を感じます。これまで、毎年のように国体や高校レベルでシビアな戦いが繰り広げられていて、プロの争いは全然違うかもしれないが、両県の歴史となると永遠のライバルであり、永遠の敵でもある。それを数十年紡いできて、クラブ間の戦いは10年目となる。折角の機会なので、敢えて紹介させていただいたが、数十年の歴史があっての戦いで、その中心であった岸田社長と、数十年の時を経て対戦できることを嬉しく思います。
去年は初戦がアウェイで引き分けて、最終戦で勝利し、社長としては良い思いをさせていただいているが、今年も好ゲームをして勝利できるように期待しています。」

徳島ヴォルティス 社長 岸田 一宏

「少し恐縮するような内容を豊島社長からご説明いただきましたが、昨年社長に就任させていただきました。実際、こういう職に就くことを学生の時には考えてもみなかったわけですが、振り返りますと高校時代から愛媛とはよきライバルとして多くの試合を戦ってきました。ご紹介いただいたはまなす国体で、徳島県が全国優勝した際のメンバーでありましたが、実はその時の青年(2部)は大塚製薬サッカー部が出場し、徳島県が両方で優勝を飾った年でした。(その年の高校選手権では、南宇和高校が優勝するなど、激しい争いをしていた)そういう歴史も踏まえながらも、JFLでの四国ダービーを経て、今シーズンはJ2のステージにおいて10年目となります。前身の時代を含めて戦っていることを考えると、本当にすべての歴史の積み重ねでこういった四国ダービーの背景があります。通算成績で行きますと、我々の方が上ではありますが、2011年5月から保持していたダービーフラッグを昨年の最終戦で手放すこととなりました。今シーズンは、ダービーフラッグを取り返しに行くという、チャレンジする気持ちで、この特別な「四国ダービー」を戦います。ファン・サポーターのみなさまが、1人でも多くお越しいただき、盛り上げていただくことで、徳島の力を示して奪還をしたいと思います。」

【両クラブ代表選手のコメント】
(愛媛FC)

主将 背番号18 FW 西田 剛選手
「このような場を設けて頂きありがとうございます。こういう場があるという事で、普通の試合と違い特別な試合であるということを実感しています。ダービーは(J2において)過去9年間という歴史もありますが、今シーズンもサポーターの皆さまの記憶に残るような戦いが展開できるよう選手として準備していきたいです。
そして、四国のサッカー熱が熱いんだ!という事を証明できる機会でもありますので、徳島さんとも協力し合いながら、また試合では激しいサッカーを展開できるような試合をしたいです。
さらに、サッカーに興味のない方にもこういう四国ダービーという試合があるんだという事を、より発信できるような試合にしたいと思います。選手は多くの方に来て頂ければ、モチベーションも上がりますし、普段できなかったようなプレーができるようなこともあります。
是非一人でも多くの方にスタジアムに足を運んでいただいて、四国のサッカーを盛り上げていけるような試合にしたいと思いますので、応援よろしくお願い致します。」

(徳島ヴォルティス)

主将 背番号14 MF 濱田 武選手
「自分自身が徳島ヴォルティスに移籍加入してから、7年目になります。四国ダービーというのは、本当に毎回特別な思いで臨みます。それは、選手たちだけではなく、ファン・サポーターのみなさんもそうですし、とても注目をしていただいている中で試合ができるので選手も楽しみにしています。昨シーズンはダービーフラッグを持って行かれてしまったので、今年はまずアウェイで勝って徳島に持って帰りたいと思います。
先ほど西田選手も話をしていましたが、四国のサッカーがなかなか盛り上がっていないということを感じる時もありますが、ダービーで熱い戦いを見せて、みなさんに少しでも興味を持っていただけるように、頑張りたいと思います。」

試合記録

2016年6月12日(日) 徳島 2-0 愛媛

佐藤 晃大選手

佐藤 晃大選手

(得点シーンは)少し遠かったのですが、カルリーニョス選手からいいボールが入ってくるのかなと思って入ったら、山﨑選手が前でうまくつぶれてくれて、その後ろでうまくボールを当てることができました。
(2試合連続得点ですが)得点は取れていますが、体力面だったり運動量も最後の方は落ちてきてしまいましたし、後半もう少し前で起点ができれば、押し込まれる場面も少なかったなと思います。そのへんはまだまだコンディションを上げていけると思います。

6月12日(日)『四国ダービー』初戦レポート

【愛媛vs徳島】見事な2ゴールと守備の修正で愛媛を撃破。しかし引き過ぎた戦い方は新たな課題に。

2-0とリードしながら愛媛の猛攻を受ける戦況。それには2011年11月の四国ダービーを思い出したファン・サポーターも多かったのではないだろうか。アディショナルタイムに続けてネットを揺らされドローに持ち込まれたあの一戦。そこで取り損なった勝点2が影響しその年J1昇格に失敗したこともあって、未だ脳裏から消えない痛恨のゲームである。
しかし、チームは同じ轍を踏まなかった。愛媛のシュートミスに助けられた部分も少なからずあるが、それでもヴォルティスは修正した守備の粘り強いゴール前対応で得点を許さず。2点のリードを保ったまま終了のホイッスルを迎えることに成功した。

改めて振り返ると、前半は進化している攻撃が存分に力を発揮したと言えよう。雨でピッチはスリッピーな状態になっていたが、それでもヴォルティスは精度と連動性のある展開を随所に披露。カルリーニョス、岩尾憲、木村祐志らが中盤を作れば、1トップの佐藤晃大が正確なポストプレーで前線の起点も作り、着実に試合の主導権を握っていった。
するとそうした攻めを強く意識する戦いがしっかり先制点に結び付く。21分、岩尾がクイックリスタートで左サイドの木村にボールを動かすと、その木村からの短い繋ぎを内側で受けたカルリーニョスが一瞬のルックアップから鋭いクロス。それを佐藤が文句なしの飛び込みで合わせ、見事先手を取ってみせたのである。

さらに、これで完全にリズムを掴んだヴォルティスは、愛媛がショックを引きずっている間に再び畳み掛ける。山﨑凌吾の愛媛陣内深い位置での厳しいチェックによってこぼれた球を広瀬陸斗が引っ掛けた後、佐藤と山﨑の繋ぎで愛媛守備陣の意識を完全に右サイドへ。そこから一転山﨑がポッカリ空いたバイタル中央へグラウンダーのパスを通すと、そのスペースを狙って入り込んできた木村が糸を引くような軌道の芸術的コントロールショットを叩き込んだ。
先制点から4分後の追加点。いずれにしても続けざまに奪ったこの2つのゴールには攻撃の質の高まりが非常に強く感じられた。チームが遂げている成長の確かな証と称しても過言ではないだろう。

ただ2点目を挙げた後からの戦い方にはやや物足りなさが残ると言わざるを得ないところだ。アウェイ戦で2点のリードとなればきっちり守ってカウンターという戦術もある意味当然と言えるが、それでもチーム全体が少し引き過ぎた感は否めない。そのため、それまで愛媛のリズムを断ち切っていた高い位置でのボールへのアプローチがほとんど見られなくなり、実際愛媛にどんどんボールを動かされるようになっていった。

そして折り返した後半もその状態はなかなか変えられない。結果、深い位置まで幾度となく攻め入られてヴォルティスは自陣で我慢の連続。ヒヤリとさせられたシーンは二度や三度ではなかった。厳しく体を寄せるシュートブロックや集中したゴールマウスへのカバーなど、3失点を喫した前節から修正した守備で粘り強く愛媛の猛攻を跳ね返して最後まで凌ぎ切ったことは評価すべきだが、とは言え自陣深くでゲームを進めることはリスクが大きい上に今せっかく見えてきている攻撃の良さまで消してしまう。実際後半は僅か2本のシュートだけで、組織的に崩したと言えるような形はなかった。
長島裕明監督も試合後「やはり2点リードした中での戦い方については、もう少しゲームを見直して反省しなくてはいけないなと思っています」と語っていたが、とにかくそれがヴォルティスの次の課題であるのは間違いないであろう。選手たちはまた明日からそれの改善に向けた懸命の取り組みを進めなければならない。

ひとつひとつ前進。それを積み重ねればきっと上は見えてくるはずである。チームのさらなる頑張りとそれによる攻守両面の進化に次節以降も注目しておきたい。

reported by 松下英樹

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選手の意気込み

2016年6月21日(日)第1戦に向けた選手の意気込み

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