田中真二監督のもと、「徳島ヴォルティス元年」を掲げ、J2リーグ参入。開幕戦(アウェイ)で仙台に3-0で勝利。羽地登志晃、小林康剛が二桁得点を挙げチームをけん引。生え抜きの片岡功二や経験豊かな秋葉忠宏、伊藤彰も上手く融合し、シーズンを通してまとまりのある戦いを見せた。
- Result
- J2 / 9位
2003年8月、県にJリーグ推進プロジェクトチームが発足。
2004年9月10日に徳島ヴォルティス株式会社が設立し、同年12月に徳島ヴォルティスのJリーグ加盟が承認された。
田中真二監督のもと、「徳島ヴォルティス元年」を掲げ、J2リーグ参入。開幕戦(アウェイ)で仙台に3-0で勝利。羽地登志晃、小林康剛が二桁得点を挙げチームをけん引。生え抜きの片岡功二や経験豊かな秋葉忠宏、伊藤彰も上手く融合し、シーズンを通してまとまりのある戦いを見せた。
愛媛FCとの「四国ダービー」が開催され、両県で盛り上がりを見せた。
チームは井手口純や辻本茂輝といった実績のある選手にアンドレ、ジョルジーニョの外国籍選手を獲得。しかし、シーズン中に7連敗を喫するなど、厳しいシーズンとなった。
今井雅隆監督を新たに迎え、昨季からの巻き返しを図ったシーズンだったが、序盤から苦しい戦いを強いられた。さらに連敗や757分連続無得点のJリーグ記録(当時)を作るなど、得点力不足に陥る。最終的には2年連続の最下位となり、悔しい1年となった。
美濃部直彦監督が就任。シーズン序盤にチームを引っ張りコートジボワール代表に選出されたドゥンビアがシーズン中に移籍をしてしまう。
3年連続最下位となったが、原点でもあるアグレッシブな姿勢を植え付けようとした美濃部監督の取り組みは、徐々にではあるがチームに浸透し始めていた。
三木隆司、徳重隆明、青山隼らの即戦力を獲得した。また、倉貫一毅をはじめとするベテラン達のピッチ内外における貢献度は高く、シーズンを通して着実に勝ち点を積み上げ最終的には9位で終了。夏には柿谷曜一朗が期限付き移籍で加入した。
攻撃的に戦うことをテーマに掲げ、チームは開幕4連勝など、素晴らしい戦いを見せて過去最高の8位となった。
新加入の津田知宏は得点ランキング2位という結果を出し、攻撃陣を引っ張った。
美濃部体制4年目。初めてJ1昇格を公言してスタート。エース柿谷や三木、急成長したオ スンフンらがチームを引っ張り、第23節には単独首位となる。しかし、その後は勝負所での勝ち切る強さが足りず、4位に終わった。
小林伸二監督が就任し、J1昇格を明確な目標としてスタート。開幕2連勝を達成するもその後は波に乗ることができず、15位でフィニッシュ。ボールの奪い方や3バックの適性など来シーズンの戦いへの可能性も見せた。
リーグ前半戦は苦しんだものの、後半戦にかけて6連勝を含む12戦負けなしで一気に昇格争いに食い込む。最終的には4位となり、J1昇格プレーオフへ。決勝で京都を2-0で破り、四国のクラブとして初のJ1昇格を勝ち取った。
クラブ設立10周年のシーズンをJ1で迎えた。
ホーム開幕戦では1万2,202人が来場。第10節の甲府戦、1-0で待望のJ1初勝利を収めるも、J1クラブの壁は高く、降格圏を抜け出せず、1年でJ2降格となった。
4シーズンぶりの復帰となる佐藤晃大や石井秀典らを獲得し、1年でのJ1復帰を目標に挑んだが、勝ち切るための得点力や力強さを成熟させるまでには至らず、シーズンを14位で終える。4シーズン率いた小林監督が退任。
ヘッドコーチを務めていた長島裕明が監督に就任。これまで培ってきた守備面のチーム戦術に加え、攻撃的な姿勢をもって臨んだ。シーズン序盤は主力の怪我も相次いだが、後半戦から攻撃の勢いが増し、挽回した。しかし、プレーオフ圏内には届かないままシーズンを終えた。
初の外国人指揮官となるリカルドロドリゲス監督を迎えて臨んだ。渡大生がクラブ1シーズン最多得点となる23得点を記録するなど、ボールを保持して常に攻撃的な姿勢を崩さない魅力的なサッカーを展開。
チームの新しい方向性を示したシーズンとなったが、最終節でプレーオフ進出を逃す。
ゲームを支配しながらも、得点力不足で結果に結び付けられない試合が続いた。加えてシーズン途中に主力4選手がJ1チームヘ移籍したが、ピーター・ウタカらFWを獲得し、戦術も変化させながらホーム8連勝を達成。しかし、終盤で失速し、11位でシーズンを終えた。
シーズンの中盤戦に入るとチームは飛躍的に成熟度を高め、驚異的に勝点を積み上げていった。さらに終盤に差し掛かる頃にはファン・サポータ一も一体となってスタジアムが盛り上がり、J1参入プレーオフ決定戦へと駒を進めた。湘南相手に五分以上の戦いを見せたが、1-1で引き分けレギュレーションにより昇格はならず。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リーグ戦開幕後に、中断を余儀なくされる。
先の見えない状況でもチームは目標を見失うことなく連携を深め、再開後は安定的に力を発揮し勝点を積み上げる。最終的にはJ1 昇格に加えJ2優勝という初タイトルを勝ち取った。
4シーズン率いたリカルドロドリゲス監督が退任。
ダニエルポヤトス新監督らがコロナの影響で合流が遅れるなか、J1に挑んだ。第6節横浜FC戦ではJ1ホーム初勝利を挙げる。終盤戦では粘り強い戦いを見せ、最後までJ1残留の可能性を残したが、最終節の広島戦で敗れて僅差で残留を逃した。
序盤は勝ち切れない試合が続き思うように勝点を積み上げられない。しかし、フィニッシュまでのプロセスが改善されるにつれ結果も伴い始め、特に第23節から19試合負け無しで上位を猛追した。アカデミーではレアル・ソシエダと育成業務提携を発表した。
12年ぶりに柿谷曜一朗が復帰。ベニャートラバイン監督が新たに就任して臨んだシーズン。序盤戦は苦戦し、第12節磐田戦でようやく初勝利を挙げる。その後、吉田達磨監督に交代し、苦しみながらもJ2残留を果たした。
9シーズン所属し、2年連続でキャプテンを務めた石井秀典が現役を引退。