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美濃部 直彦監督

美濃部 直彦監督

2008 - 2011 徳島ヴォルティス在籍

PROFILE
1965年7月12日生まれ
現役時代は、松下電器で天皇杯優勝などに貢献。京都パープルサンガでは主将も務めた。現役引退後は、京都で育成部門のスタッフやトップチームの監督などを務め、2008年に徳島ヴォルティスのトップチーム監督に就任。2011年は徳島ヴォルティスを過去最高のJ2リーグ4位に導くなど、初の昇格争いを演じJ1昇格まであと一歩に迫った。

就任当時のことを今でも覚えています。環境面で今は随分良くなっていますが、当時はシャワーしかなかった。ピッチも雨が降ったら水浸しで練習できない。サポーターが試合を観る環境、メディアルーム、雨が降ると水が溜まるので芝生の改善も働きかけました。当時は雨が降ったらスタッフでスポンジを持って、練習前に水を取っていたのを覚えています(笑)。

就任した当時は最下位でしたが、4年間で飛躍的に強くなり、自分としても濃い監督経験を積めました。サポーターもスポンサーも、選手も、スタッフも、全員が現実としてJ1昇格を見ることができるようになったことは、すごい成長やったと思います。苦しくてしんどかった時期もありましたが、指導者としても、人としても、すごくいい経験をさせてもらえた、成長させてもらった4年間やったなと思い、感謝しています。

今は地元の滋賀県でスポーツマネジメント会社を持っていて、サッカースクールも開業して中学生やシニアのチームなどを運営しています。将来的にもずっとサッカーに携われる仕事をしたいと思い、そのような会社を作りました。あとは関西サッカーリーグ1部の飛鳥FC(奈良県)というチームで監督もやっています。

どのクラブでも言っていることですが、サポーターの人たちにお願いしたいのは、晴れの日だけではなく、雨の日も一緒に歩んでほしいです。もっともっと観客が増えるようにフロントもしっかり徳島ヴォルティスを盛り上げてほしいですね。
今までの20年を考えると、J2の最下位からJ1まで辿り着きました。次の10年で、今度はJ1に定着できるように。そこからさらに上を目指せるように期待したいです。

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