徳島ヴォルティス

REPORT

COMMENT

監督
増田 功作

平日にもかかわらず大勢の方に見に来ていただきました。
前半に関しては、しっかりと準備してきた事や攻守で狙っていた事は出せたと思います。ただやはり神戸さんとやってみて、最後の20~25mでところで、守る時にどこで寄せるのか、どこでブロックを引いても大丈夫なのかという守備での判断であったり、攻撃では最後の力の入れどころのクロスやスルーパスのクオリティは、自分たちも見習っていかなければいけないなと思いました。

Q 神戸戦に向けてどんな事を準備してきましたか?

直近で神戸さんが3バックをやっていない中で、メンバー表を見た時に3バックで来るのではないかと思いました。試合前のミーティングでも、3バックの時にはアンカーと2シャドーの形は変わらず、逆にいえばDFを3枚にしてくれた方がこちらの1トップ2シャドーで捕まえられるので、前節の甲府戦でも同じ形だったように、そこに関してはしっかり対応できたと思います。前半に相手GKのオビ選手が蹴るシーンが多かったのは、うちがしっかりとプレッシングをかけられていたからではないかと思います。

Q 具体的に前半上手くいったところを教えてください。

守備のところは上手くいったんじゃないかと思います。攻撃のビルドアップに関しては、相手のボランチがどう出てくるか見ていましたが、相手が2トップだったため3対2となり、2トップ脇から入っていけるので、うちのシャドーが上手く引っ張り出せるんじゃないかと思っていました。右と左の形は今週に関しては2パターン用意してきましたが、そこに関しては上手くいったところと上手くいかなかったところがありました。ただ後半の頭はメンバー交代も含めて上手くできていたと思います。

Q 今後のリーグ戦に活かしたい部分はどこですか?

たぶん最後の1/3のところのクオリティの差を、やっている選手たち、特にDFラインや中盤の選手たちは非常に感じたんじゃないかと思います。またFWの選手たちも、相手を外して良い形でのシュートはほぼなかったと思います。そこに持っていくまでのスピード感、相手の3バックはシンプルにクロスを上げても強いので、その時にニアゾーンを突いていく形を練習からやっていましたが、行く時と行かない時の駆け引きが相手は非常に上手いなと思いました。こちらのパスの動かし方とスピード、特に背後のところの質に関してはもっとやっていかなくてはいけないと改めて感じました。

やっている選手たちがそこを一番感じたと思いますし、リーグ戦でもそういった事を自分たちがやっていければ、甲府戦で今季初めて3得点することができましたが、複数得点する可能性も高まります。そうでないと勝点3はなかなか難しいです。僕たちは勝点3を取らないと上にはいけないので。そういった事を感じて、明日からのトレーニングから生かしてくれればと思います。

MF 14
玄 理吾

前半は主導権を握りながらチャンスもありましたし、やれている感覚がありましたが、1点欲しかったところで点が取れず、後半相手がギアを上げてくることはみんなで話をしていましたが、相手の武器であるカウンターで仕留められてしまい、もどかしいというか悔しいです。

Q 短い準備期間の中で神戸戦に向けて準備してきたことは何ですか?

相手のプレスのかけ方では自分たちのウイングバック(WB)が空くと把握していました。CBとボランチ、WBで人数をかけて相手のプレッシャーを剥がすことができましたが、相手のコートに入ったときに怖さを出すことができればなお良かったです。

Q ボールは上手く運べた先に難しさがあったということでしょうか?

難しさは感じていませんでしたし、後半は監督からアーリークロスを上げていこうという指示がありました。ただしボールを握っていた前半、相手ゴールを脅かすようなシーンがもう少しあっても良かったかなと思います。

Q ご自身のプレーについてはいかがでしたか?

久しぶりの試合でしたし、リーグ戦でなかなか出場機会が無い中でこういったチャンスをものにしようという覚悟で臨みました。その覚悟が表れたプレーもできたと思います。勝ちたかったですが、個人としては良いものを出せたんじゃないかと思います。

DF 3
石尾 崚雅

前半ゼロで抑えて後半に得点を取ろうという展開の中で、先に失点してしまいカウンターで2点目も取られてしまいました。前半の良い時間帯に点を取っていれば流れも変わっていたと思いますが、やっぱりあそこでの決定力がJ1のチームなんだなと思います。何もできなかった試合ではなかったので勝ちたかったです。

Q 手応えがあった部分はどのあたりでしょうか?

前半で言えば、後ろでボールを回して相手のプレッシャーを外すことにチャレンジしていたし、何度か良いシーンを作れました。後半それが少なくなったというのはありますが、こちらの前の選手の特徴が変わったことが影響したのかもしれませんし、別の部分で良い面は出していました。

Q 今後のリーグ戦に向けて意気込みを聞かせてください。

今はメンバーに入っていない状況で、チームが結果を出している中、今日の試合はリーグ戦に出ていない選手たちにとってはアピールしないといけない試合でした。次の仙台戦でメンバーに入るのかどうかわかりませんが、入ったら今日の経験を生かしてチームの力になりたいです。

MF 33
中野 桂太

この試合に向けて自分の立ち位置をひっくり返すつもりでやりました。J1のチームが相手でしたし、思い切って自分のプレーをやろうと、やってきたことをすべて出そうと思って試合に入りました。J1の強度であったりプレッシャーの速さを感じましたし、そこに悔しさはあります。

Q 前半ミドルサードくらいまでボールを運べていたように見えましたが、それは準備してきたものですか?

立ち上がりは西野選手との関係性で、相手も明らかにあの立ち位置に対して困っていました。ただ途中からCBの選手が僕へプレッシャーに来だして難しくなりました。もう少し背後を取りにいけていれば状況も変わっていたと思いますが、足元で受けることが多かったので、相手のCBも狙いやすかったと思います。ボールを受ける前の自分の動きに少し工夫があればよかったと思っています。

Q 今日の試合で一番感じたことは何ですか?

ボールを動かしていけば相手も嫌がっていました。僕自身、(ボールを)失うことがあっても、繰り返しボールを受けに行こうと思っていました。足元に入ってしまうこともありましたが、受けに行く気持ちが大事だと思いますし、そこでビビって受けに行かなければ次につながらないと思うので、ミスもありましたが、そこは前向きに考えています。前半で交代した悔しさはありますが、練習からやっていくしかないと思っています。

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