徳島ヴォルティス

REPORT

COMMENT

監督
増田 功作

相手が上位ということもあり、選手たちは前半からアグレッシブにチャレンジする姿勢を見せてくれたと思います。相手には良いプレースキッカーがいる中で、あのような形で1失点はしましたが、自分たちが1点、2点取れるようにならなければいけません。チャンスがなかったわけではないので、僕たちがもっとギアを上げて、トレーニングを含めて、もっともっとやっていこうということを話してきました。

Q右利きの西野選手を左へ置いた狙いを教えてください。

うちにはサイドアタッカーとして橋本、西野、杉森、高田、少し後ろ目ですがエウシーニョもいます。対峙する相手の山根選手はリーグの中でもクロスやアタッキングの数が多い横浜FCのストロングでしたから、まずはそこを消したいという事と、後半になるとスペースが生まれるという2つを考えていましたので西野を左へ置きました。

Q投入時は高田選手を右サイドへ入れましたが、途中から左サイドに変えた理由を聞かせてください。

橋本も高田も縦への突破に関しては苦労しているように見えたので、抜き切らないうちに内側の足でゴールへ向かってクロスを入れる方が相手も嫌がると思ったからです。

Q得点は取れませんでしたが良い内容の試合だったと思います。次節からの後半戦をどのように戦っていきますか?

実際今日の相手に対して、前半もペナルティボックスの中に数多くは入っていけていません。アタッキングサードへの侵入はストレスなくできていましたが、大事なのは点を取ることなので、ボックスの中でのシュート回数やラストパスが点で合うようなフィードの回数をもっともっと増やさないと得点は難しいし、今日のような相手にはなかなか勝てないと思います。

Q山根選手とマッチアップした西野選手の評価を聞かせてください。

よくやってくれたと思います。相手にとって良い形で突破されることはほとんどなかったのではないでしょうか。

Q残念な結果でしたが、前半から多くの時間帯で試合を支配できたのはどこが良かったからだと分析しますか?

相手に対しての立ち位置の準備と、それをしっかり表現してくれたことです。特に中央の3枚、永木選手、児玉選手、杉本選手が相手のダブルボランチを抑えたり、相手CFの背中で良い立ち位置を取りながらボールを受けて、狙っていたことを表現してくれたのは良かったと思います。

Q選手と指導者を含めて18年間所属した横浜FCとの対戦でしたが、どのような感情がありましたか?

先日は他の記者さんからも聞かれました。これが三ツ沢だともう少し感情が入ったのかもしれませんが、ここまでいろいろなことがありながら選手・スタッフと共にヴォルティスの一員として今日は勝ちにいきました。確かに他のチームとは少し違いますけど、今うちは毎試合勝負を懸けて戦っているので、それほど自分自身が前のめりになるということは無かったです。

FW 13
西野 太陽

Q今日は守備の面で相手を抑えることがメインだったのでしょうか?

今日の試合に関しては、絶対に先に失点してはいけない試合だったので、相手のストロングである山根選手のスピードに対してマンツーマンでつくようなイメージでした。そこはうまく抑えられたんじゃないかなと思います。

Q後半を0-0で迎えていればまた違う展開だったのではないですか?

あの位置で(FKを)与えてしまったのは課題だと思いますし、絶対に防がなきゃいけなかったと思います。

Q序盤の戦い方と比較して、攻撃も守備も強くなってきたと思いますが、体感としてはいかがですか?

やることもはっきりしてきていると思います。もちろん相手によってやることは変えますが、その中でも毎試合一人ひとりが役割を果たせている感じがあります。そこは選手としてもやりやすさを感じていると思います。

Q上位の横浜FCに対して、力の差は感じましたか?

1点先に取って守り切られるというのは、結果論ですが、その結果で負けているので、やっぱり勝ち切るというところはまだまだ自分たちの甘い部分だと思います。

Q今日の試合で前半戦が終了しました。後半戦に向けて一言お願いします。

後半戦はもう一度しっかり自分たちのやることを見つめ直して、課題を1つずつ克服して、良い試合を増やしていけたらいいなと思います。

DF 42
橋本 健人

Q今日は途中出場でしたが、どのような指示を受けてピッチへ入りましたか?

負けている状況だったので、サイドから相手にとって危ないところへボールを供給するように指示がありました。システムも少し変わって、攻撃時は4バックにしました。

Q終盤、山形戦のようなシュート場面がありましたが、頭をよぎったのではないですか?

はい、思い出しました。ただ相手が僕のシュート体勢に対して最後まで4人くらい寄せてきていたのでコースも少なく、ボールも足に上手く乗りませんでした。

Q今日の試合に関して、特別な思いや不思議な感情はありましたか?

ありました。昨シーズン苦楽を共にしたというか、降格もしてしまったし、苦しい思いを共有していたチームメイトや監督、サポーターがいた中で、自分が徳島に移る決断をして、自分が頑張っている姿を見せたいと思っていました。でも今日のプレーじゃだめですね、まだまだです。三ツ沢(アウェイ)ではしっかりと見せられるようにしたいです。

Q今日でシーズンの前半戦が終了し、次節からは後半戦となります。ここまでの振り返りと、今後のリーグ戦にどう臨むのかを聞かせてください。

開幕直後にかなり躓いた中で、監督が代わりチームとしても持ち直してきました。今は中位にいると思いますが、僕たちはここからまだ上を目指せるチームだと思っています。今日みたいな試合もそうですが、良い時も悪い時も勝点3を、最低でも1を拾っていかないと上には追い付けないので、最後の精度とか執念を毎試合出していきたいです。また怪我人も出てくると思うので、誰が出ても同じようなサッカーをして総力戦で戦っていきたいと思っています。

MF 20
児玉 駿斗

Q良い点もたくさん見られた試合だったと思います。振り返っていかがですか?

「ただただ悔しい」という感情です。

Q試合前、相手CBを釣りだしたいと言っておられましたが、狙い通り実践できましたか?

風もあって前半は難しかったのですが、しっかりと狙いを持ってプレーしチャンスを作れました。

Q得点するための改善点はどこだと感じていますか?

引いた相手に対して、どうやってフィニッシュへ持ち込むのかは課題です。

Q中盤の3枚が良い位置でボールを受け、そして捌いていましたね。

杉本選手の位置を確認しながら、お互いが良さを出せるように意識していました。永木選手を含めて前へ配球する選択肢は増えているので、あとはフィニッシュまでの形をチームとして持ちたいと思っています。

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