徳島ヴォルティス

REPORT

COMMENT

監督
増田 功作

アウェイの地まで大勢のファン・サポーターが駆けつけてくれて後押しをしてくれた中で、敗戦してしまい本当に申し訳なく思っています。

前半は中と外を上手く使いながらいい形でサイド攻撃ができていました。守備に関しては、長崎さんの立ち位置がいつもと少し違いましたが、そこに関しても選手たちが前半の途中にしっかり対応してくれて、ミドルからハイのプレスでボールが奪えていましたし、そこからいい攻撃ができていたと思います。ただ最後のところで決めきるために、後半ギアチェンジしようと思ってルーカス(バルセロス)を入れました。その中で前線の収まりが逆に上手くいかなくなってしまいました。そこからカウンターを何回か食らい後ろ重心になりながらも意図的にサイドから攻撃をしたいなと思っていましたが、ああいう形でミスから失点してしまいました。
そこから逆転したかったですが、相手の強力なFWにボールを収められてしまったり、行くぞとなった時にボールを奪われてカウンターを食らってしまったり、後半の途中から自分たちのやりたいことがなかなかできず、非常に残念な結果になったと思います。

Q 今季初黒星となりました。ここまでの4試合では非常に堅い守備ができていましたが、今日失点した原因はどんなところにあると思いますか?

前線でもう少しタメができることによって2列目や3列目から選手が追い越していくという狙いがありました。前線の選手を2枚にしてよりサイドの圧力をかけようとしましたが、逆にボールが収まらずミスがありカウンターっぽくなって崩されてしまいました。最後の最後でしっかり守らなくてはいけない部分もありますが、やはりあそこでしっかりと起点となって押し上げて厚みのある攻撃をしなければいけなかったので、カウンターを食らってしまったのは残念です。チームとしてもそこのクオリティを上げていかないといけないと思っています。

Q ボールの収まりが悪くなったのは相手の守備の影響もあったのでしょう?

相手の守備の部分もありますし、自分たちの前線の選手の受けに行くタイミングや技術的な部分もあったと思います。しっかりトレーニングしてコンパクトな守備の相手に対してもボールを収めてターンしてそこから攻撃ができるようにしていきたいです。

Q 前半はいい形から攻撃もできていたと思います。

WBのエウソン(エウシーニョ)と高木がいい形であそこのライン間でボールを受けて、そこから杉森や杉本が相手のCBを釣り出したりしてと狙い通りの攻撃ができていて非常に良かったと思います。ただ最後のところはやらせてもらえなかったので、長崎さんも堅いなと思いました。

MF 28
鹿沼 直生

Q 試合を振り返って。

順位の近い相手でしたし勝ちたかったです。

Q 何が試合の勝敗を分けたと思いますか?

もちろん原因はいろいろとありますが、こちらもチャンスがあったので最後のクオリティの部分、それとどの試合でも失点することはあると思いますが、点が取られた後にシュートチャンスを増やさなくてはいけない中で焦ってしまい、シュートまで行く回数が少なくなった点です。

Q 前半の方がチャンスも多かった中で、後半リズムが悪くなったように感じました。

まだ映像を見ていないので何とも言えませんが、前半の方が相手の決定機も多かったですけど、それをひっくり返してこちらの決定機もありました。ただ守備面でいえばやられる回数も多く感じました。

後半の最初はこちらのチャンスはあまりなかったですが、守備では上手くはめて対応できていた回数が多かったと思います。ただフアンマ選手が入った後、起点が2つになったことでボールを収められてひっくり返されたりセカンドボールを拾えなくなったことで、相手に勢いが出てしまったイメージがあります。

Q 失点シーンについてはどう捉えていますか?

あの一瞬、中盤の児玉選手と杉本選手が近くにいて僕自身も彼らの近いところにいてバランスとしてはあまりよくない中で、マテウス選手にボールが入ってしまいました。僕があと1、2歩寄せ切れていれば失点が無かったと思うので、やっぱり相手のキープレーヤーに仕事をさせてしまったのは僕の責任だと思います。あのポジションであそこを抑えなければ今後勝点3を拾えないと思いますし、ミスの後のリカバリーとして抑えたかったです。

Q バランスが悪くなったのは、フアンマ選手が入った影響もあったのでしょうか?

それもありますし、後半の途中からオープンな展開になりました。ある程度広いスペースを守れる能力をつけないといけないですし、自分にはそこを求められていると思います。個人の反省としては能力を持った選手に仕事をさせないこと、チームとしては相手の能力の高い選手に仕事をさせてしまうようなスペースを与えてしまったことは改善しなくてはいけないと思います。

Q 前半は長崎相手にいい攻撃ができていたと思います。

試合前から3CBで上手く動かせばWBのところで時間ができるとわかっていました。前半はうまく侵入できていたと思いますが、後半はエウソン(エウシーニョ)がボールを持っても孤立してしまうシーンが多くなってしまいました。攻守において改善すべき部分が多いと感じました。

DF 3
山田 奈央

Q 試合を振り返って。

前半は自分たちの狙いは出せていたんじゃないかと思います。試合を通してみると決定機を決め切るかどうかの部分だったと思います。

Q 前半途中から徳島ペースだったと思います。

ワンアンカー、ツーシャドー気味で来ると想定していたので、シャドーの選手に対しては青木選手を押し出して後ろを4枚にしてボランチを縦関係にしてはめていく想定をしていました。
(試合が始まると)相手がダブルボランチだったので、青木選手ではなく高木選手を押し出して、縦ズレ、横ズレをしてはめていく形にしました。人をはめていくことで相手がプレッシャーをかけてきた時に前に差し込んでくる場面が多かったので、セカンドボールを拾うことができていたと思います。

Q マテウス選手のバトルは見応えがありました。

マイボールにしたかったですが2~3回ファウルになってしまいボールを取りきる部分が足りないと感じました。

Q 失点シーンについて。

自分たちはペナルティエリア内に6人近くいる中で相手の2人に決められてしまったのは問題です。流れとしては失い方が悪くカウンター気味になってマテウス選手がドリブルで来た時に4人が食いついてしまいました。マテウス選手は右足でボールを持っていましたし、寄せの判断も自分が食いつくのではなく青木選手が背後を取られた場合のカバーリングができる位置取りができていれば隙のない陣形が取れたんじゃないかと思います。

Q 次の試合に向けて。

今日の試合を落としてしまったのはすごく痛いですが、もう変えられないですしもっと失点してもおかしくない試合だったので、さらに突き詰めていかなくてはいけないと思います。あとは相手コートでゴールまで残り1/3の場面でチームとしてどう崩していくのか。今日に関しては後半は決定機が多く作れなかったですし、DFラインでいえば後ろが重たくなってギャップができたところにカウンターを食らうシーンも多くて課題だらけの後半でした。自分たちの課題に1つ1つ向き合ってやっていくしかないと思います。次の試合では勝って修正や反省ができるような試合にしたいです。

FW 27
ローレンス デイビッド

Q プロ初出場となりました。

負けてしまいましたが、自分自身にとってはパワーをもらえた試合でした。できれば何かしらのインパクトを与えられたら良かったですが、それは叶いませんでした。

Q 通用した部分と今後の課題について。

コーチからは『ボールを持ったらできるだけDFを抜いていけ』と言われていました。入った時にはもう相手がディフェンシブに戦っていてスペースがなくてチャンスがなかったので、引いてきた相手に対してどう攻略していくのか、相手の隙をどう突いていくのか考えていかなくてはいけないと思っています。

Q 次の試合に向けて。

自分の目標は試合に出場することではなく点を決めることです。それが夢であり目標なので、練習からベストを尽くして向上していきたいです。

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