まず6,000人近い大勢のファン・サポーターの方にスタジアムに集まっていただき、ホームで勝てなかった事、シチュエーション的に勝点3を取る事によって上に行ける大事な試合で勝点が取れなかった責任は非常に大きいと思っています。
試合の内容については、前線から来るプレスに対して最初の20分は背後を突いていこうという狙いがありました。ビッグチャンスが3本くらいありましたがそこを決め切るところ、前節はそこで決めることができて今節は決め切れなかった、そこがひとつポイントになりました。
その後、前進する仕組みとして、相手がマンツーマン気味に来る中で後半にはボランチの立ち位置に変化を加えながらいい前進をすることができたと思います。ただその後フィニッシュまでいけたのかと言えばそうでもなかったのですが、相手のプレスを外してハーフウェイラインを超えていたので、前半からあのようなシーンを作れなかった事が反省点です。
この時期に仕組みと自分たちが積み上げてきたものを全面に出して勝点3を取らなければ厳しい状況になってしまいますが下を向いている暇はないので、選手たちやスタッフと共に次の試合に向けて準備していきたいです。
GKの田中颯が入った時と入らなかった時の前進の仕方で、鹿沼、重廣、児玉のところに、相手アンカーの大西選手が誰に出てくるのかというところ、それから右のシャドーの石渡選手が誰に付いてくるのかというところでは青木の方へ来ていたので、2トップが左寄りになれば重廣が間でスペースを見つけていければということで前半1~2本できていました。
それからエウソン(エウシーニョ)の立ち位置ですね。エウソンが引っ張った時にカイケとの間に児玉なのか鹿沼なのかということでちょっとずらし、マンツーマンで来るにせよずらせば真ん中が空くので、そこからトニー(アンデルソン)を上手く使えれば良かったんですけどなかなか見つけられなかったです。
ただ前半のはじめにトニーがキープしてルーカス(バルセロス)が抜けたシーンやルーカスが抜け出して重廣がビッグチャンスを迎えたり、鹿沼にもあったと思いますが、ああいう決定機で決め切ることが非常に大事になってくると思います。
これまでの練習や彼が今まで積み上げてきたものや信頼関係を含めて、経験のある彼が練習からチームを鼓舞していました。今日はカイケが入りましたが、ブラジル人選手が4人出るということもあり、日本でのプレーも長いエウソンに今日は託しました。
昨日も京都vs鹿島の試合で鈴木選手が残り15~20秒で点を取りました。足を攣っているのに押し込んだ鈴木選手の姿を見て、僕たちもシーズン当初から1分1秒にこだわってやってきましたが、今日も最後にセットプレーが続いた中で勝ち切ったり引き分けに持ち込めたりできるようにしたいです。メンタル面だけではないのですが、でもメンタル面は非常に重要だと思っています。そういう圧力とか勢い、残りの試合で勝つことへの執着をチーム全体で出せればと思っています。
相手は押し込んだ時のロングスローやコーナーやセットプレーに強さのあるチームで、なるべく与えないようにしていましたが、ただそれは全てコントロールできるわけではありません。選手たちは今週の練習をしっかり取り組んできた中で、一瞬の隙でマークを外してしまったと思いますがマークをしっかり付いていく、それからはじき返すのも真ん中ではなく外に弾く。それはボールの状況もあるので何とも言えませんし、自分たちが100%やった中で失点したのであれば次に向けていけばいいと思います。ただしマンツーマンの選手がしっかりと付いていけば防げていたという課題が出たのであれば、次に向けて改善していかなければいけないです。それ以前に今日は得点が取れていないので、どちらかと言えばそちらの方が大きいかなと思います。
ビルドアップの際に後ろが重くなってしまいトニーの近くにサポート役がいなく孤立していたので、うちのボランチを仕組みとして落としながら相手のボランチやアンカーの選手が出てくれば、相手ボランチの背中が空くという仕組みを生かしたかったからです。もちろん重廣は間で受けたり運動量や技術も高く非常にアグレッシブで優れている選手ですが、ちょっと変化を加えてあそこで飛び出して自分で仕掛けてほしいと、それからルーカスだけじゃなくてもう一枚前線からのプレスに対して背中を取りたいという狙いがあって、戦術的な交代で宮崎を入れました。
監督が累積警告で出場停止になっているので、自分に責任があるんじゃないかと思います。(イエローをもらったのは)思い切りプレーした結果で、もちろん彼らもファウルをもらいたくてもらっているわけではありませんし故意ではないと思います。ジャッジに関しては僕らがコントロールすることはできませんが、例えばルーカスは20~30m戻って相手のボールを奪ったシーンもありましたし、献身的にやってくれています。そういった中で彼がイエローをもらった事に対してそれほど気に留めてはいません。ただ現実的にはもう一枚もらうと1試合出場停止になるので彼も気を付けていると思いますし、そこはコントロールできるものではないので仕方ないと思います。
もちろん試合に多く出ている選手たちなので、メンバー選考への影響はありますが、それはどのチームも一緒です。その中で何が一番大事かと言えば、今までこの1年間チーム全員でトレーニングをやってきていて、メンバーが入れ替わったとしてもアウェイ秋田戦のように勝点3を積み重ねてきました。そういう状況になったらなったで、他の選手がしっかりチームのタスクを遂行してくれると信じています。
とても悔しいです。簡単な試合ではなかったのですが前半にチャンスを作った中、そこで決め切るところを逃してしまい試合を難しくしてしまいました。決めていたら結果も違うものになっていたと思います。ただ、誰かを指すというよりは自分に矢印を向けて、今までやってきたことをやり続けて次の試合に向かうしかないです。
相手はフィジカルに優れたチームで、ロングボールを多用してきました。我々はその戦い方に対して90分間上手く対応できたと思いますが、相手はロングスローでボックスの中に落とし相手らしいゴールを決めてしまいました。最初からバチバチする試合だとは分かっていましたが、こういった負けは非常に残念です。
まずは頭を整理します。次の試合も待ってくれませんので、整理した上でハードワークし続けることが重要です。やるべきことをやれば結果はついてくるので、引き続き頑張っていきたいと思います。
そうですね。どちらに転ぶのかわからない状況の中で、勝点的にも混戦ですし、落とせない試合が続いています。ホームでこのような試合を絶対にしてはいけなかったと思います。
前半のところで言うと、最終ラインでは僕を入れて3人でボールを動かしながら角度をつけてトニー(アンデルソン)に入れるのか、エウソン(エウシーニョ)やユウヤ(高木)から背後にボールを出すのか、それぞれ準備してきたものはありました。しかし、簡単にボールを相手に渡してしまうことが多かったですし、相手ペースで前半を過ごしてしまったと思います。ただその中でも一刺しあるというのは僕らの強みなので、チャンスを作れた場面で決めきる必要がありました。それも含めてのサッカーです。最終的に後半は双方に良い時間帯があったと思いますけど、そういう流れとは関係ないセットプレーでやられてしまったのは非常に悔しいです。
結果は必ず必要ですが、内容のところはいつでも大事です。今日に関しては勝つ確率を上げるという作業があまりできなかったと思います。後半に関しても外回しで押し込めるシーンは作れましたけど、ルーズボールが全部相手にこぼれていたということは相手の時間帯だったのだと思います。試合を通してかぎ分けながら、流れを渡さない作業は個人のところでもっとやっていかないといけないです。
うちがやり方を変えたからだと思います。相手はマンツーマン気味だったので、僕とカヌ君(鹿沼)が落ちてボールを受けることで、相手コートまでの前進はすごくスムーズにできたと思います。その後の質が今日はちょっと足りなかったです。チャンスは作れていたので、もちろん決めるのかどうかで全然差は出ますけど、前半は点を取れそうな感じがあったし、後半は蹴るだけではなく上手く前進して、そこからどう崩していくのかというところで一押し足りなかったという試合でした。
そこは全ての試合で狙っています。実際それでチャンスを作り得点できているし、これからの試合もそれは続けていきたいと思っています。相手が一番嫌がるプレーをすることでダメージを与えられるので、それが何なのかを考えながらやっていきたいです。
たくさんのことを思う試合でしたが、残り4試合しかないので下を向いている時間はないし、一つでも上に行けるようにみんなでやっていくだけです。
徳島ヴォルティス公認ファンサイト「ヴォルティススタジアム」では、試合後のコメントや試合レポートなども掲載しております。
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まず6,000人近い大勢のファン・サポーターの方にスタジアムに集まっていただき、ホームで勝てなかった事、シチュエーション的に勝点3を取る事によって上に行ける大事な試合で勝点が取れなかった責任は非常に大きいと思っています。
試合の内容については、前線から来るプレスに対して最初の20分は背後を突いていこうという狙いがありました。ビッグチャンスが3本くらいありましたがそこを決め切るところ、前節はそこで決めることができて今節は決め切れなかった、そこがひとつポイントになりました。
その後、前進する仕組みとして、相手がマンツーマン気味に来る中で後半にはボランチの立ち位置に変化を加えながらいい前進をすることができたと思います。ただその後フィニッシュまでいけたのかと言えばそうでもなかったのですが、相手のプレスを外してハーフウェイラインを超えていたので、前半からあのようなシーンを作れなかった事が反省点です。
この時期に仕組みと自分たちが積み上げてきたものを全面に出して勝点3を取らなければ厳しい状況になってしまいますが下を向いている暇はないので、選手たちやスタッフと共に次の試合に向けて準備していきたいです。
Q 前節永木選手が怪我をしてしまい今節は重廣選手が入りましたが、どんな狙いがありましたか?
GKの田中颯が入った時と入らなかった時の前進の仕方で、鹿沼、重廣、児玉のところに、相手アンカーの大西選手が誰に出てくるのかというところ、それから右のシャドーの石渡選手が誰に付いてくるのかというところでは青木の方へ来ていたので、2トップが左寄りになれば重廣が間でスペースを見つけていければということで前半1~2本できていました。
それからエウソン(エウシーニョ)の立ち位置ですね。エウソンが引っ張った時にカイケとの間に児玉なのか鹿沼なのかということでちょっとずらし、マンツーマンで来るにせよずらせば真ん中が空くので、そこからトニー(アンデルソン)を上手く使えれば良かったんですけどなかなか見つけられなかったです。
ただ前半のはじめにトニーがキープしてルーカス(バルセロス)が抜けたシーンやルーカスが抜け出して重廣がビッグチャンスを迎えたり、鹿沼にもあったと思いますが、ああいう決定機で決め切ることが非常に大事になってくると思います。
Q 今日エウシーニョ選手にキャプテンマークを託した理由は?
これまでの練習や彼が今まで積み上げてきたものや信頼関係を含めて、経験のある彼が練習からチームを鼓舞していました。今日はカイケが入りましたが、ブラジル人選手が4人出るということもあり、日本でのプレーも長いエウソンに今日は託しました。
Q 昇格争いではアディショナルタイムに得点が生まれて決する試合が多いです。徳島がそのワンプレーに向き合うために必要な事は?
昨日も京都vs鹿島の試合で鈴木選手が残り15~20秒で点を取りました。足を攣っているのに押し込んだ鈴木選手の姿を見て、僕たちもシーズン当初から1分1秒にこだわってやってきましたが、今日も最後にセットプレーが続いた中で勝ち切ったり引き分けに持ち込めたりできるようにしたいです。メンタル面だけではないのですが、でもメンタル面は非常に重要だと思っています。そういう圧力とか勢い、残りの試合で勝つことへの執着をチーム全体で出せればと思っています。
Q 失点シーンについて。
相手は押し込んだ時のロングスローやコーナーやセットプレーに強さのあるチームで、なるべく与えないようにしていましたが、ただそれは全てコントロールできるわけではありません。選手たちは今週の練習をしっかり取り組んできた中で、一瞬の隙でマークを外してしまったと思いますがマークをしっかり付いていく、それからはじき返すのも真ん中ではなく外に弾く。それはボールの状況もあるので何とも言えませんし、自分たちが100%やった中で失点したのであれば次に向けていけばいいと思います。ただしマンツーマンの選手がしっかりと付いていけば防げていたという課題が出たのであれば、次に向けて改善していかなければいけないです。それ以前に今日は得点が取れていないので、どちらかと言えばそちらの方が大きいかなと思います。
Q 後半開始から宮崎選手を投入した意図は?
ビルドアップの際に後ろが重くなってしまいトニーの近くにサポート役がいなく孤立していたので、うちのボランチを仕組みとして落としながら相手のボランチやアンカーの選手が出てくれば、相手ボランチの背中が空くという仕組みを生かしたかったからです。もちろん重廣は間で受けたり運動量や技術も高く非常にアグレッシブで優れている選手ですが、ちょっと変化を加えてあそこで飛び出して自分で仕掛けてほしいと、それからルーカスだけじゃなくてもう一枚前線からのプレスに対して背中を取りたいという狙いがあって、戦術的な交代で宮崎を入れました。
Q ルーカス選手をはじめチームの要となる児玉、渡、鹿沼選手があと1枚もらうと出場停止になります。どのように受け止めていますか?
監督が累積警告で出場停止になっているので、自分に責任があるんじゃないかと思います。(イエローをもらったのは)思い切りプレーした結果で、もちろん彼らもファウルをもらいたくてもらっているわけではありませんし故意ではないと思います。ジャッジに関しては僕らがコントロールすることはできませんが、例えばルーカスは20~30m戻って相手のボールを奪ったシーンもありましたし、献身的にやってくれています。そういった中で彼がイエローをもらった事に対してそれほど気に留めてはいません。ただ現実的にはもう一枚もらうと1試合出場停止になるので彼も気を付けていると思いますし、そこはコントロールできるものではないので仕方ないと思います。
Q 今後リーグ戦が佳境を迎える中で4選手が出場停止にリーチがかかっている事は選手起用や采配に影響をあたえますか?
もちろん試合に多く出ている選手たちなので、メンバー選考への影響はありますが、それはどのチームも一緒です。その中で何が一番大事かと言えば、今までこの1年間チーム全員でトレーニングをやってきていて、メンバーが入れ替わったとしてもアウェイ秋田戦のように勝点3を積み重ねてきました。そういう状況になったらなったで、他の選手がしっかりチームのタスクを遂行してくれると信じています。
Q 必勝を期した試合で敗戦という結果。どのように受け止めていますか?
とても悔しいです。簡単な試合ではなかったのですが前半にチャンスを作った中、そこで決め切るところを逃してしまい試合を難しくしてしまいました。決めていたら結果も違うものになっていたと思います。ただ、誰かを指すというよりは自分に矢印を向けて、今までやってきたことをやり続けて次の試合に向かうしかないです。
Q ゲームの流れについて、プレーしていた選手はどのように感じていましたか?
相手はフィジカルに優れたチームで、ロングボールを多用してきました。我々はその戦い方に対して90分間上手く対応できたと思いますが、相手はロングスローでボックスの中に落とし相手らしいゴールを決めてしまいました。最初からバチバチする試合だとは分かっていましたが、こういった負けは非常に残念です。
Q 残り試合に向けてのコメントをお願いできますか?
まずは頭を整理します。次の試合も待ってくれませんので、整理した上でハードワークし続けることが重要です。やるべきことをやれば結果はついてくるので、引き続き頑張っていきたいと思います。
Q 非常に悔しい敗戦だと思います。この敗戦をどのように受け止めていますか?
そうですね。どちらに転ぶのかわからない状況の中で、勝点的にも混戦ですし、落とせない試合が続いています。ホームでこのような試合を絶対にしてはいけなかったと思います。
Q ゲーム内容について、我々にチャンスはありましたし、相手にもサイドを走られる場面がありました。後ろから見ていてゲームの流れをどのように見ていましたか?
前半のところで言うと、最終ラインでは僕を入れて3人でボールを動かしながら角度をつけてトニー(アンデルソン)に入れるのか、エウソン(エウシーニョ)やユウヤ(高木)から背後にボールを出すのか、それぞれ準備してきたものはありました。しかし、簡単にボールを相手に渡してしまうことが多かったですし、相手ペースで前半を過ごしてしまったと思います。ただその中でも一刺しあるというのは僕らの強みなので、チャンスを作れた場面で決めきる必要がありました。
それも含めてのサッカーです。最終的に後半は双方に良い時間帯があったと思いますけど、
そういう流れとは関係ないセットプレーでやられてしまったのは非常に悔しいです。
Q 残り試合に向けたコメントをお願いします。
結果は必ず必要ですが、内容のところはいつでも大事です。今日に関しては勝つ確率を上げるという作業があまりできなかったと思います。後半に関しても外回しで押し込めるシーンは作れましたけど、ルーズボールが全部相手にこぼれていたということは相手の時間帯だったのだと思います。試合を通してかぎ分けながら、流れを渡さない作業は個人のところでもっとやっていかないといけないです。
Q 前から来る印象のいわきが後半は引いて守っているようにも見えました。前後半で守備の仕方を変えてきたのですか?
うちがやり方を変えたからだと思います。相手はマンツーマン気味だったので、僕とカヌ君(鹿沼)が落ちてボールを受けることで、相手コートまでの前進はすごくスムーズにできたと思います。その後の質が今日はちょっと足りなかったです。
チャンスは作れていたので、もちろん決めるのかどうかで全然差は出ますけど、前半は点を取れそうな感じがあったし、後半は蹴るだけではなく上手く前進して、そこからどう崩していくのかというところで一押し足りなかったという試合でした。
Q 前半は背後を突いて3本の決定機がありました。試合前から準備していたものですか?
そこは全ての試合で狙っています。実際それでチャンスを作り得点できているし、これからの試合もそれは続けていきたいと思っています。相手が一番嫌がるプレーをすることでダメージを与えられるので、それが何なのかを考えながらやっていきたいです。
Q この敗戦をどうやって次へつなげますか?
たくさんのことを思う試合でしたが、残り4試合しかないので下を向いている時間はないし、一つでも上に行けるようにみんなでやっていくだけです。
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