徳島ヴォルティス

REPORT

COMMENT

監督
吉田 達磨

僕たちはリーグ戦5試合して1試合しか勝てていない中で、その中には逆転負けも2回あって毎試合失点していて、そういう状況で仙台へ来ました。相手は本当に守りが堅いですし、個人能力も非常に高い相手ということで、全力でファイトして勝点3を持って帰ろうと乗り込んできました。

(山口戦後に)選手たちにはここからがリスタートだと。連戦で水曜日に山口に敗戦してその後2日間のトレーニングの中で俺たちは変わっていくと、チームとして変わっていくと、みんなで同じ目標に向かってチームが一つだということを確認してきました。なので、引き分けという勝点1しか持ち帰れなかったことには悔しさは当然あります。ですがどちらにも勝つチャンスがあった試合をアウェイで仙台相手にできたことは、今の僕たちの状況からしたら喜ぶことはできませんが、着実にステップは踏めたかなという感触は得ています。

毎試合失点している中で今日は初めて(失点)ゼロで終えられたことは、選手たちには自信にしてほしいです。そして相手との競り方や誰がボールに出て誰がカバーするのか、本当にシンプルなことですけど、そういった細かいことの感触を得た中できちんと修正して、次のホーム群馬戦に向かっていきたいと思います。

Q 前節からスタメンを6人入れ替えた狙いと中盤の並びなどを変更した理由を教えてください。

中盤で優位に立ちたかったことと、仙台さんの前線が強力ですからボールの出どころのCBにプレッシャーに掛けたい、その2つがメインです。真ん中に元気のいい選手を置きました。

Q 前半は猛攻を受けましたが、ここまでの試合だとしのぎ切れず失点していた中で今日はしのぎ切りました。一方で後半は逆に押し込む展開もありました。こういった試合展開になった理由は?

前半の入りは良かったと思います。その中でいくつかの要因が重なりました。僕たちのミスもありましたし、どちらに転ぶかわからないシーンもありました。そういったいくつかストレスを抱えた中で、これまでは崩れてしまったことがありましたが、崩れずにハーフタイムに戻ってこれました。
ハーフタイム、ロッカールームでは選手たちから『ここからだと』いう声も出ていましたし、どう押し返していくかであったり、自分達のそれぞれの手の届く距離間の確認もしていました。そういったところにもこのゲームに懸ける思いを(選手たちからも)感じましたし、成長も感じました。それが完璧とはいきませんでしたが後半の盛り返せた要因だと思います。

GK 1
ホセ アウレリオ スアレス

Q ナイスセーブでした。試合を振り返って。

まずは勝点1取れたことはチームにとって良かったと思いますし、無失点に抑えられたことも全員にとって良かったです。ただ順位はまだ下にいるので状況は厳しいですけど、1つ1つ上がっていきたいです

Q 今季初の無失点でした。良かった部分は?

ペナルティエリア内での守備を全員で慌てずにできたことが一番大きかったです。これまでの試合を振り返ると、相手にゴールをプレゼントしてしまっているもありました。今日はそういったことが無かったので、そこはしっかりとみんなの中で共通認識を持ってやっていきたいです。

MF 54
永木 亮太

Q 試合を振り返って

勝ちたかったですけど、アウェイで最低限勝点1を持って徳島へ帰れること、それと無失点で終えられたことは収穫だと思います。

Q 中盤3人の連携やコミュニケーションはいかがでしたか?

今年の中では一番手応えのある試合でした。児玉選手とは試合で初めて一緒にプレーしましたが関係性も良かったですし、試合前から上手くコミュニケーションを取ってやれていたので良かったと思います。

Q ご自身のコンディションやプレーの部分は?

少しコンディションが良くなくて、復帰してもなかなか上がらなかったのですが、先週くらいからようやく上がりはじめてきました。チームに迷惑をかけてしまったので、しっかりやらなくてはいけないという気持ちで試合に入りました。後半少し足が止まってしまう時間帯もありましたが、周りに助けてもらいながらできたので良かったと思います。

Q 迫力を持ってボールを奪い前へ出ていくシーンも多く見られました。

今日は本当にチームとしても絶対に勝ちたい気持ちを全面に出してやろうと話をしていました。勝つことによって一体感や選手それぞれの自信につながると思います。本当に勝ちたかったですけど、そういった気持ちが、試合に出ている選手はもちろん、ベンチから見守っている選手、それからスタッフも含めて感じることができたので、こういう試合をしないといけないなと改めて思いました。

Q 連戦が終わり1週間空きます。次の試合に向けた意気込みを。

今日の試合でやっと自分たちの最低限というかベースになるような試合ができました。勝てませんでしたが、このクオリティの試合や気持ちをベースにしていかなくてはいけないと思います。もっともっと良くなると思いますし、なかなか勝点を積み重ねられてないですけど、本当にここからだと思うので、みんなで頑張っていきたいと思います。

FW 8
柿谷 曜一朗

Q 試合を振り返って。

アウェイで勝点1と言うのは全体的には悪くないと思います。でも今の徳島にとっては勝てていないから引き分けでオッケーという状況にもなりかねないので、僕たちは常にJ2優勝、(今であれば)まずはプレーオフ圏内、そしてJ1に向かってやっていく上で、チャンスを決め切ったり、アウェイでもしっかり勝点1、勝点3を取ることはベースにしていかなくてはいけないと思います。

あれだけ勇気を持ってディフェンス陣が守って、真ん中の選手が前にボールを運んで、両サイドからいいボールをくれていたので、最後僕のところで仕事ができれば、(勝って)みんながハッピーで終われたんじゃないかと思います。自分がこのチームを勝たせられる選手にならないといけないと改めて感じた試合でした。『勝てなくて悔しい』と試合後ロッカールームでのみんなの姿を見て、ああやっぱりみんな同じ気持ちだったんだなと。今日は勝つことはできませんでしたけど、やっぱり勝つためにみんながやってきた結果、チームが少しずつ一つになっているんじゃないかと思います。

次はホームで、勝利を目指してやるだけです。監督・スタッフは何としてもチームを一つにして勝たせようと盛り上げてくれています。選手はそれに応えないといけないし、何も言い訳せずにピッチに立った11人がしっかり仕事をして、今日のように途中から出てきた選手がまたパワーを加える、これをベースにしていきたいです。

Q 気迫の伝わってくる試合でした。

やられてもおかしくないシーンもありましたし、そこはまだまだ改善できていない部分です。ただ、ホセを中心に仙台の攻撃を守備陣が防いでくれていた中で、僕を信頼して90分使ってくれた監督にも申し訳ないし、前の選手は何としても1点取らなければいけない試合でした。非常に悔しいですが、続けるだけなので。ここに欲しいだけじゃなくて、ボールが来た時に自分に何ができるのか、それをもっと突き詰めてやらないといけないなと改めて思いました。

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